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幼児を温泉に連れてって[後編]

これまで順調だった家族の温泉旅行に暗雲が立ち込めはじめました。今回は「幼児を温泉に連れてって」の後編、一部失敗編になります。

これまでの関連記事はこちら。

今回は、山梨県の下部温泉と北海道の湯の川温泉の旅です。

1年9ヶ月目の温泉 -山梨県 下部温泉-

お盆とは関係ない季節はずれの時期に、カミさんの田舎に墓参りに出かけました。前年に桃の木温泉に宿泊しての墓参りでしたので、今回は別の温泉地に泊ろうということになりました。

山梨は果物だけの県ではありません。数多くの名湯があちこちにあります。その中には信玄の隠し湯と呼ばれているものがありますが、その隠し湯のひとつである下部温泉に宿泊することに決定。宿は下部ホテルをリザーブ。

不吉な予感

話は下部に到着する前のことに戻ります。

娘はめったに病気をすることがありません。6年半の人生で発熱して病院のお世話になったのは片手で数えることができるほど。風邪もインフルエンザも水疱瘡もおたふくも全て娘を通り越して別の子が感染してしまうような、そんな頑丈さが備わっているようです。

ところが珍しいことに山梨への道中、府中のファミレスで昼食を取っていたところ突然下痢に見舞われてしまいました。

カミさんも私も ええ~ です。だって家を出るまでは何事もなかったのですから。ほとんど病気をしない子なので、私たちはオロオロするばかり。しかし、この日は墓参り、途中棄権するわけにもいきません。様子を見て山梨に向かいました。

山梨に着くと第二の事件。

お墓に花を添えようとしたときです。あ~~~~、な、なんと、カミさんは・・・

生花ではなく造花を買ってきてしまったのです

どこの世界に造花で墓参りをする者がいるのでしょうか。かなりショックだったようです。(カミさんだけ)ショックを引きずったまま下部温泉へと向かいました。

そして下部ホテルに到着。かなりでかいホテルです。

下部ホテル

下部ホテルの料理は旨かった

宿にチェックインしたらそうそうに風呂へ。下部ホテルの風呂は大浴場に二つの浴槽があり、小さい方のみが源泉掛け流しのようでした。温泉そのものにはそれほど特徴的なものを感じませんでした(しかし名湯です)。

下痢をしたこともあり、カミさんが娘を洗うだけにして、風呂には入れなかったと記憶しています。それでも娘は元気、食事中も部屋の中を駆け回っていつも通りの様子。

そしてここの料理は旨かったですね。いろいろテーブルに並びましたが、中でも里芋の煮物の旨さは今でも強烈に頭の中に残っています。

消灯そして・・・

食事を終え、布団を敷いてもらい全員寝床へ。いつもならグッスリ眠ってしまう娘でしたが、なかなか眠れず唸っています。どこか調子が悪いようで、だっこをすると少し収まりますが、一晩中抱いているわけにもいけません。落ち着いたら布団に寝かせるとまたも唸り始める。

おそらくは下痢の影響だったのでしょうが、結局朝まで唸りつづけ私たちは満足に寝ることもできず、気が狂いそうでした。もう部屋にはいられません。で、朝6時に荷物をまとめてフロントにわけを話し、朝食も取らず退散。車に乗り込んだ娘はいたって普通。もう何が何だかわけが分からない。

病気なれしていない私たちでしたので、きっと何かを見落としていたのでしょう。

そして日曜日にもかかわらず、楽しみにしていた朝市もやってる様子がありません。外はひとっこ一人いないのです。日曜日だから朝7時から始まっているはずなのに。やっぱり何が何だわけが分かりません。

下部温泉の朝市

というわけで悪いことは続くという典型的な例でした。

教訓:旅行は無理をしてまで行く必要はない。

2年3ヶ月目の温泉 -北海道 湯の川温泉-

湯の川へ温泉旅行です。単純にカミさんが函館の夜景と五稜郭を見たいというのが目的です。しかし湯の川温泉を選んだ理由はもうひとつあって、空港から近いから子連れには特に便利であるということ。

羽田に車を駐車し、函館へ出発。こどもは3歳未満なので飛行機代は無料です。ですが席がない。飛行機の中では娘をひざの上に乗せておこうと考えていましたが、彼女は座っているよりも立っているほうが楽だったようです。そして心配していたグズリもない。飛行機に乗っていることすら分かっていないようでした。

函館に到着。レンタカーを借りて出発。

まず遊び

こどもも2歳を過ぎると遊ばずにはいられない。特に水遊びが好きなことを考慮して、事前に函館で水遊びができる場所をチェックしておきました。今回は2泊の旅なので、目ぼしいところを2ヶ所探しておきました。

ですから観光はあとにして、空港からこども用プールへ直行。函館市営熱帯植物園にある、水の広場がそれです。現在はわかりませんが、当時は8月中無料解放とういことで、ただで水遊びさせていただきました。

函館市営熱帯植物園のプール

震えるまで水遊びを楽しませましたが、まだ満足してないようで、同植物園内にあるちびっこ広場の遊具で再び遊ばせることに。といっても娘が遊べるのは滑り台くらいしかありません。それでも満足してくれたようです。

函館市営熱帯植物園のちびっこ広場

温泉旅行の場合、温泉とごく普通の遊具がある公園の組み合わせはなかなか見つけることができないのです。こどもが楽しめそうな場所を探すとほとんどはテーマパークになってしまいます。それじゃあ大げさな場合があります。そういう意味でも、函館市営熱帯植物園の存在はありがたいものでした。

安かろう悪かろうのホテル

プールのあとは観光です。五稜郭→立待岬とわまり、谷地頭温泉に立ち寄りです。赤茶色の温泉で、露天風呂は五稜郭を模した五角形の星型の形をしていました。ふむふむ面白いと。宿で入ればいいということで、ここでは娘は風呂に入れませんでした。大広間で娘と遊びながら、カミさんと私と交替で温泉に入りました。

さて、この頃からでしょうか、娘は日帰り温泉の大広間とかが大好きみたいで、一切グズリもせずまったり過ごしてくれるのです。それはあたかも地元の常連客のこどもであるかのようです。これは他の温泉でも変わりません。

谷地頭温泉

そして函館温泉ホテルへ到着。素泊まり5000円を選びました。でも後悔しています。あ~思い出したくない・・・。割愛します。この日、娘が何事もなく過ごしてくれたことだけが幸いです。

二日目もやっぱり水遊び

ガイドブックなどで頻繁に紹介される「元町配水場」へ直行です。函館山に登るロープウエイの駅がすぐ近くにあります。
元町配水場には水場があり、期間限定で解放してくれています。必然的に夏はプール状態です。

元町配水場

もうやりたい放題。

元町配水場

こうやって先にこども満足させ、そのあとで観光というのがベストでした。このあとは一通り有名な場所を観光して、メインの函館夜景を見に函館山頂上に上ったのですが・・・、このときだけ曇りはじめ、ついぞ夜景を拝むことはできませんでした。

この日の宿泊先は、「平成館 海洋亭」です。二つの泉質の温泉がある宿で、一つは透明な温泉、もう一つは赤湯と呼ばれる茶褐色の温泉です。その昔、湯の川の温泉は赤湯で、明治になってから透明の温泉が湧出しました。その後温泉の乱掘で赤湯が枯渇し、現在湯の川で赤湯に入れるのはここ「平成館 海洋亭」だけになっているそうです。

右側の建物が平成館 海洋亭です。

湯の川温泉 平成館 海洋亭

さて、今回もカミさんが娘を風呂に入れてくれました。宿であれば何度でも温泉に入れるから、娘と一緒に入るくらいどってことないようです。土日の自宅なら話は別なのですがね。

空港が近いということで、飛行機の音がうるさいとの噂もありましたが、海洋亭では音はまったく聞こえません。おかげでカニを食べるのに集中できました。

どうやら函館の旅はうまくいったようです。備えあれば憂いなし。

ここで紹介した宿について

函館温泉ホテルにはふれません。

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